転入と編入はどう違う？
通信制高校への転入と編入ですが、卒業時期に関わってくるので大きな違いがあります。
通信制高校への転入とは
転入は、前の高校からの転校と同じ意味です。
月末まで高校に在籍した状態で、翌月1日付で転校するという手続きです。
転入には前の高校で書いてもらった書類を、次の高校に提出します。
転入には書類の提出期限があります。
次の高校で、提出期限を確認しましょう。
転入の卒業時期
別の高校へ転入した場合、卒業時期は高校3年生の3月です。
一般的に「同級生に遅れず卒業できる」というのは、転入の手続きです。
高校卒業の条件の一つとして、３年間の在籍期間があります。
前の高校の在籍期間＋次の高校の在籍期間＝３年間
次の高校へ「転入」という手続きを取ることで、高校３年生の3月で卒業可能になります。
ただし、決められた単位を取得している前提です。
通信制高校への編入とは
編入とは、一旦高校を退学して、別の高校へ入ることを指します。
編入の場合、退学した高校から編入の手続きのために書類を書いてもらうことになります。
次の高校へ編入する場合、高校卒業が早くても半年遅くなります。
編入の卒業時期
高校卒業の条件、「３年間の在籍期間」ですが、編入の場合は少し気をつけなければいけません。
高校2年の途中で退学
↓
（自分のタイミングで編入）
↓
実質の高校２年生として編入
こんな感じになります。
ただし、退学した時期によっては、高校３年生の3月に卒業または半年早く9月卒業になる可能性もあります。
転入と編入、どっちがいい？
転入と編入、どちらが良いかについては、あなたの状況によって違います。
転入は、現在高校に在籍中でないとできません。
一度「高校退学」をしてしまうと、転入することはできなくなります。
現在、高校に在籍中であれば「転入」をおすすめします。
今はいろいろな事情があって高校卒業を諦めかけているかもしれませんが、通信制高校に転入することで確実に環境が変わります。
自分のペースで高校卒業を目指せるようになるので、諦めなくても大丈夫です。
一度「退学」した後にもう一度高校卒業を目指すのであれば編入になります。
通信制高校なら働きながら高校卒業を目指せるので、いつからでも、何歳からでも高校卒業を叶えることができます。
通信制高校によっては働きながら、子育てしながらでも大丈夫な高校もありますので、通える範囲の通信制高校を調べてみてくださいね。
